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薬局について

『お薬手帳』とは今まで処方された薬やその飲み方、量、期間また経験したことのある副作用やアレルギーを記録していくための手帳です。

お薬手帳を医師・薬剤師に見せることで、お薬の使用状況を確認し、お薬が重なっていないか?飲み合わせはどうか?量は間違っていないか?などをチェックし、副作用を未然に防ぐことができます。

市販薬や健康食品も含まれますので、手帳への記載をお勧めします。

また服用したお薬の効果や眠気などがあったなどの副作用を書き込むことで今度の処方の参考になります。

『お薬手帳』は薬局にて無料でもらうことができますし、どの医療機関でもお使いいただけます。

いいえ、医師の処方箋なしではお薬をお渡しすることはできません。全く同じ症状に思えても、その原因や状態によってお薬が変わることがあります。

医師の診察を受けていただき、診断の結果に応じて処方箋を出してもらってください。

ほとんどの薬は高温・多湿・直射日光を避け、室温(15~25℃)でお子さんの手の届かない所に保存しましょう。また、薬によっては冷蔵庫での保管や遮光の必要なものもあるので、必ず指示に従いましょう。

保管方法としては、基本的には他の容器に移し替えたりせず、購入した時の状態(薬の袋に入れたまま)で保管します。もしタッパーなどの気密容器に移す場合も同じです。

薬の袋から出してしまったために薬の飲み方が分からなくなったり、誤って違う薬を飲んでしまうこともあるため注意してください。

~冷蔵庫保存の必要な薬~

水薬の一部
ただし薬によっては冷蔵庫で保管すると固まってしまうものもあるため、薬剤師の指示に従って保管してください。

処方された分は残さずにしっかりのみきってください。

坐薬
体温で溶けるようになっていますので、気温が高いところだと溶けてしまうことがあります。冷蔵庫で保管する必要のない坐薬もありますが、冷蔵庫で保管することをおすすめします。

点眼薬の一部
冷蔵庫に保管必要な点眼薬は指示に従ってください。開封後一ヶ月以上経つものは使用しないでください。

インスリン注射
未使用のものは冷蔵庫に保管してください。凍結しないために、冷気の出るとことは避けましょう。冷蔵庫のバター皿などがおすすめです。ただし、使用中のペン型注射器は結露や劣化を避けるため、冷蔵庫に入れないでください。

どの医療機関の処方箋も受け付けております。
ただし処方箋は有効期限があり、交付日を含めて4日以内ですのでご注意ください。
また、お薬の種類によっては、すぐにご用意ができず、お時間をいただく場合があります。ご了承ください。

先に開発された薬(先発医薬品)の特許が切れた後に、販売される有効成分も効き目も同じ薬をジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。
先発医薬品に比べ、開発に必要な期間や経費を大幅に抑えることができるので、薬価が2~7割と低く設定されており、患者さんの自己負担金の軽減、医療費全体の節減にもつながります。
国は『ジェネリック』の普及を積極的に推進しており、今後一般的な薬となることが予想されます。

まず、グレープフルーツジュースと一緒に飲んではいけない薬があります。
血圧の薬でカルシウム拮抗剤といわれている薬です。
グレープフルーツジュースが薬を分解する酵素を邪魔してしまうので、作用が強くなります。ただし、カルシウム拮抗剤の中にも影響を受けやすいものと受けにくいものがありますので、自分の薬は大丈夫かな?と思われる方は相談してくださいね。
次に、牛乳と一緒に服用してはいけない薬があります。
牛乳と一緒に服用するとあまり吸収されなくなってしまう薬に一部の抗生物質があります。ニューキノロン系、テトラサイクリン系の抗生物質と言われるものです。
これは牛乳の中に含まれているカルシウムと結合してしまい、吸収されにくい形になるからです。
また安定剤、睡眠剤はアルコールを一緒に服用すると作用が強く出すぎることがあり危ないです。やっぱり薬はお水で飲むのが良いですね。

薬局で処方箋なしで禁煙パッチやニコチンガムの市販薬を購入することができます。
長年喫煙していると体はニコチンに依存した状態になっています。ですから禁煙をするとイライラ、集中できない、落ち着かないなどの症状が出てきます。
そして、このニコチンの離脱症状をやわらげてくれるのがニコチンパッチやガムです。
パッチの使い方は簡単。1日1枚朝起きた時にはるだけです。

食後は食事の後30分ぐらいの間に服用します。これは胃を荒れにくくするためと服用忘れを防ぐためです。飲み忘れそうなら食事のすぐあとに服用してもらっても大丈夫です。ただ、この場合は吸収が遅くなります。食前は食事の30分ぐらい前が目安です。胃が空だと早く吸収され、効果の発現も速いです。しかし、胃を刺激してしまうので胃が荒れやすくなることがあります。
食間は食事と食事の間の意味で、食後2~3時間が目安です。通常、食後2~3時間で胃の中は空になり食前と似た状態になります。漢方薬は食前か食間に服用された方が吸収が良くより効果が期待できます。

~シロップ剤~
赤ちゃんのころはスポイドで吸い上げ、ゆっくり流すように口の少し奥に落とし入れてください。
スプーンでご飯を食べられるようになったら小さめのスプーンにシロップを測りそのまま流し込みます。

~粉薬~
なるべく少量の水で粉薬を溶かしてください。少しずつスポイドかスプーンにとりシロップ剤と同じように飲ませてください。
また、粉薬をほんの少し練って上あごや、ほっぺたの裏に塗りつける方法もあります。

風邪は細菌やウイルス感染により起こり、症状は一時的です。また、ねっとりした鼻水が数日続きます。それに対し、花粉症は花粉の季節ずっとさらさらの鼻水が続き目のかゆみ、くしゃみなどの症状も続きます。この症状は抗アレルギー剤を呼ばれる薬の服用でかなり抑えられます。
花粉飛散開始時期の2週間ほど前に受診され、薬を開始されるとより効果的な症状のコントロールが可能ですよ。

薬によって含まれている物質が違います。また、その物質によって効き目が出る量が違います。
あなたが飲んでいる○○は1㎎あれば効果がでる薬です。そして△△は50㎎で効き目が出る薬です。ですから△△は○○の50倍の強さではないのです。数字だけにとらわれることなく、安心して飲んでくださいね。

自分で「もうよくなった」と思っても、実際にはよくなってない場合があります。
特に抗生物質がでている場合、途中で飲むのをやめると菌のほうが強くなり、その薬では効かなくなることがあります。(耐性菌の出現)
途中で飲むのをやめずに、しっかり飲みきってください。
ただし副作用が出たときは飲むのをやめて、医師に相談してください。

普通睡眠薬といわれるのはベンゾジアゼピン系といわれる種類の薬です。
昔は依存性の強いバルビツール系の薬を使用してたため、そのときのイメージで癖になる薬、怖い薬という先入観を持っている方が多いのですが、現在の睡眠のための薬はくせになりにくい薬がほとんどです。
もちろん依存性は0ではありませんので、医師、薬剤師によく相談して指示を守ってのんでください。

普通睡眠薬といわれるのはベンゾジアゼピン系といわれる種類の薬です。
睡眠を引き起こす薬にはたくさんの種類があります。
その薬によって睡眠の持続する時間が異なります。そして、副作用のひとつに持越しがあります。
これは、朝起きてからも薬の効果が続いている為に半分寝ているような状態になって、スッキリしないことをいいます。これが、周りの人からはぼけたと誤解されやすいのです。
これは、もっと効果の持続時間が短い薬に変更することで、改善することができます。
もちろん、薬がきれたら元に戻り、けっしてぼけることはありません。

普通ののど風邪、鼻かぜは様々なウィルスによって引き起こされます。大人の風邪の1/2~1/3はライノウィルスが原因で、鼻、のどなどの上気道が炎症をおこし、鼻づまり、くしゃみ、咳の症状が表れます。このウィルスには特効薬はなく、細菌ではないので当然抗生剤は効きません。それで、症状を和らげる薬を使い分けることになります。
もっとも、初めはライノウィルス感染でもだんだんひどくなって二次感染を起こしてしまい、発熱、のどに膿がついてひどい痛み、汚い洟がのどに流れてくるなどの症状がでてくれば、当然抗生剤を使います。
ライノウィルスは接触感染が最も多いので、手洗いはとても有効な風邪の予防法です。

汗止め液はドレミ薬局が製造許可を得てつくっている薬局製剤です。
平成26年6月12日の法改正で郵送が認められるようになりました。ドレミ薬局のホームページより購入の手続きを行っていただきます。お一人様3本までとさせていただきます。

目薬をさすと目の表面で涙とまじりあいます。そして瞬きすることで目頭の方に集まり、鼻涙菅を通ってのどの方へと流れて行きます。それで苦味を感じるわけです。
もちろん目薬の種類によって苦味は異なりますが、点眼後、しばらく目頭を軽く押さえるとこれを防ぐことができます。

目薬をみて濁っているもの、色のついたものを後にしてください。しかし、一番大事なのは5分以上間隔をあけることです。目の表面にのる目薬の量は限られているので、続けてさしてしまうと先にさした分が効果を出さないうちに追い出されてしまいます。

ケガの治療法で湿潤療法(モイストヒーリング)が注目されています。
消毒液は細菌も殺しますが治ろうとする細胞も殺してしまうので消毒液は使わず、流水で洗い流してあとは乾かさないように保護して治していきます。こうすることで治りも早く、つけかえの痛みも少なく、また痕もきれいにすることができます。
ドレミ薬局でもこの治療法に適した保護剤や治療のやり方のパンフレットを準備しています。
但し、刺し傷や噛み傷は組織が傷ついたり感染の心配があるので、一度医師の診察を受けてください。

お薬はその特性によってのむ回数も時間も様々で大変ですよね。
一回分ずつ薬を分けて保管する服薬カレンダーを利用したり、仕切りのある箱を利用したり、色々工夫されていると思いますが、薬局が更にもう一歩踏み込んだお手伝いをすることができます。
別々のクリニックから処方された薬をひとまとめにして、朝食後、夕食後と1回分をひとつの袋に入れて(一包化して)お渡しします。お薬の飲み間違いや管理にお困りの方はご相談ください。
但し、そのためにはお薬手帳で処方内容が確認できることと、処方医の了承が必要です。

薬を気管支まで届ける為に行う吸入ですが、どうしても薬は口の中にも残ってしまいます。薬が口の中に残っていると、のどの痛み、声のかすれ、口内の感染症などの副作用が起こりやすくなります。ステロイド吸入剤を使ったあとにうがいをするのは、口の中やのどに付着した薬を除去し、副作用が起きにくくするためです。
このような症状を起こさない為に吸入後はしっかりうがいするように心がけましょう。

目薬の種類やコンタクトレンズの種類により、そのまま使えるものとコンタクトを外してから使ったほうがいいものがあります。
そのまま使えない目薬をコンタクトの上から使用してしまうと素材の性質により、目薬の成分がレンズに吸着する恐れがあります。レンズに成分が吸着すると、レンズが早く傷みますし、目も炎症を起こしやすくなります。使う前にあらかじめ医師・薬剤師等にご相談されることをお勧めします。
装着したまま点眼できないコンタクトレンズの場合には、レンズを外して点眼し、5分以上たってからレンズを装着するようにしましょう。

もし薬を飲み忘れてしまったときは、飲むはずだった時間からそれほど時間がたっていない場合は、思い出したときにすぐ飲んでください。しかし飲み忘れてだいぶ時間がたってしまっている場合や、次の服用時間が近い場合には、飲み忘れた分は抜いたほうがよいでしょう。飲み忘れたからといって、2回分をまとめて服用することはやめましょう。ただし薬によって飲み忘れたときの対応が違う場合があります。特に食直前の薬、起床時の薬は注意が必要です。
薬を受け取るときに、あらかじめ薬剤師に聞いておくとよいでしょう。

錠剤をカプセルに変えるなど、お薬によっては飲みやすくして処方できるものがあります。また、砕いて粉末にすることができるものもあります。
ただ、上記の方法をとれないものもあるので絶対に自分の判断だけで行わず、まずはお気軽に薬剤師にご相談ください。

予防接種は原則として健康な状態にある人に行われるものですので、お薬を服用している方は注意が必要な場合があります。
たとえば風邪薬を飲んでいる方は風邪を引いて体力が弱っている状態ですので、症状の具合によっては予防接種ができない場合もあります。特に体温が37.5度以上ある場合は一般的に予防接種をする事ができないので注意しましょう。
その他には、副腎皮質ホルモン剤や免疫抑制剤、抗がん剤等の免疫機能に影響を与えるお薬を服用中の方も注意が必要となります。免疫機能が正常に働いてない状態で予防接種をしてしまうと、しっかりと効果が得る事ができない場合や接種したワクチンが体の中で悪さをする危険性があるからです。
今回のお薬以外にも注意が必要なお薬が幾つかありますので、予防接種の前に医師や薬剤師にご相談ください。

軟膏やクリームは一見容器だけ見ると同じような塗り薬に見えると思います。しかし症状がある場所、その広さ、種類や程度などによって薬が選択されます。
軟膏(油脂性軟膏)は、乾燥してかさぶたのできた患部やアトピー性皮膚炎などの患部に適しており、刺激性が少なく、乾燥を防ぐなど患部を保護する利点があります。しかし、ベタベタして洗い落としにくい欠点があります。
一方、クリーム剤は、水分を含んでいるので皮膚への浸透性がよく、塗布した際の使用感がよく、洗い落としやすいという利点があります。しかし、刺激があるものも多く、じくじくした患部には適さないという欠点があります。
薬局でも軟膏やクリームを販売しています。最も適した塗り薬を使えるように薬剤師、登録販売者に気軽に相談してください。

日本人の20~25%が悩まされている花粉症。花粉症の時期になると憂鬱な方も多いかもしれませんね。
花粉症の治療には様々な種類のお薬が使われます。まず基本的には抗ヒスタミン薬と呼ばれる錠剤で症状を抑えたり予防していきます。また症状が酷い場合には異なる作用のお薬を追加したり、点鼻を追加したりする場合もあります。症状によって薬を選んでもらいましょう。
基本として使われる抗ヒスタミン薬ですが、その効果や副作用(眠気など)には個人差があります。ですので、どれが一番効きがいいという事ではなく、自身が効果を感じる事ができて眠気なども気にならないお薬を見つけることが大事です。医師に相談していくつか試してみましょう。
自身に合ったお薬を花粉症のシーズンを通して服用する事で花粉症を予防することも出来ますので、花粉症のシーズンが終わるまで続けていく事をお勧めします。
また薬局でも花粉症のお薬を販売しているのでお気軽にご相談ください。

お仕事の休憩中にお薬を受け取りたい方、診療に予想以上に時間がかかって真っ直ぐ帰ってしまった方などさまざまな理由でお急ぎの方がいらっしゃると思います。
そのような場合には、来局される前に薬局に処方せんをFAXで送っていただいたり、またはドレミ薬局HPのメニューにある処方せんネット受付サービスで、薬局に処方せんの画像を送っていただくことで予めお薬をご用意してお渡しすることが出来ます。
処方せんネット受付サービスの場合、病院から発行された処方せんを患者様ご自身のスマートフォンで撮影していただき、アプリの手順に従って送信してください。お薬の準備ができましたらこちらからお知らせします。
もし登録方法がわからなかったりご不明の点がある場合はお気軽に薬局でご相談ください。